フランス語検定試験DELF/DALFとは?(1)

2016.10.28

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フランス語学習者の皆さんであれば、仏語検定試験としてよく耳にするDELF/DALF
いったいどんなものなのでしょうか? 今回はその内容・構成・受験方法などについて具体的にご紹介。

 

世界で通用するディプロム

DELF/DALFはフランス政府(CIEP 国際教育研究センター)の認定するディプロム(Diplôme)で、非ネイティヴのフランス語能力を証明する公式資格です。

難易度によって6つのレベルに分かれており、

A1→ A2(初級レベル)→ B1→ B2(中級レベル)→ C1→ C2(上級レベル)

の順に難しくなります。この中から自分に合ったレベルを選んで受験します。システムとしては、英検と同じようなものと考えてよいでしょう。

ただ、英検や仏検と違って、この資格はフランス国内を始め、世界中で認められるものです。フランスで大学に出願する場合には、ふつう DELF  B2 レベル程度の語学力が必要とされます。
また、フランス語圏で就職するさいに、語学証明として求められることも少なくありません。どのレベルにおいても、一度取得すれば生涯有効となります。世界をステージに活動するにあたっては、たいへん役に立つ資格といえるでしょう。

なお、DELFとDALFは基本的に同じものです。
A1からB2までをDELF(Diplôme d’Etude en Langue Française)とし、C1・C2はDALF(Diplôme Approfondi de Langue Française)の略となっています。
ABレベルのEtude(学習、教育)に対し、CレベルのApprofondi(深められた・強められた→「強化学習」)。Cレベルのほうがさらに難しいということですね。
最高レベルのC2を取得するのは、フランス語ネイティヴでも困難といわれています。

 

どんな内容? いつどこで受けられるの?

フランス語を学ぶ学生

リスニング(Compréhension de l’orale)、読解問題(Compréhension des écrits)、作文(Production écrite)、口頭試験(Production orale)の4部から成り、各25点で100点満点。
このうち、リスニング、読解、作文が一斉試験のかたちで行われ、時間はレベルによって計1時間~3時間となります。口頭試験のみ別日程で個別に実施。面接官と一対一で対話するかたちとなります。

日本では、年に2回、春と秋に行われます。2016年の秋は一斉試験が各レベル合わせ10月16日・23日の二日間で行われました。来年の春日程はまだ未定のもよう。最新情報については、こちらからご確認ください。

DELF/DALF日本オフィシャルサイト《試験日程》 http://www.delfdalf.jp/calendrier_jp.htm

場所は、CIEPによって認可された全国8ヶ所の試験会場となります。いずれも公式フランス語教育機関であるアンスティチュ・フランセもしくはアリアンス・フランセーズ内となっています。

 

あとがき

日本にいながら受けられるフランスの公式認定資格DELF/DALF。
次回もひきつづき出願方法・料金・受験の流れのほか、試験対策などをご紹介します。

DELF/DALF日本オフィシャルサイト http://www.delfdalf.jp/accueil_jp.htm

執筆 Rana

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