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体験!パリでDELFを受けてみた 当日編その1:口頭試験

2017.04.15.

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前回よりひきつづき、現在パリの語学学校に在籍する筆者の、最近のDELF受験体験記をお送りしています。今回はいよいよ当日編、1日目の口頭試験についてお届けします。

フランス政府認定の仏語検定試験DELFの内容についてはこちら、準備編その1はこちらをご覧ください。

 

口頭試験の流れ

パリ風景

今回は、1日目が個別の口頭試験(25点満点)、2日目が全体の筆記試験(リスニング、文章問題、作文各25点満点)でした。ただし、日本で受ける場合には、筆記試験のほうが先の日程となることが多いのでご注意ください。

持ち物は、身分証明のパスポート、試験1週間前くらいに送られてくる受験票黒と青のボールペン時計、ティッシュ、水のボトルなど。

1日目はスマホの充電が切れそうなのに、学内に時計がないものですから時間が分からない!と冷や冷やしました。何とか持ちこたえましたが…。

口頭試験ではネタとなる時事問題の短い文章が10個ほど用意されています。その中からくじで2つを引き、さらにそのうちの1つを選んで、口頭での要約とディベートのために30分時間を与えられて準備します。この準備のとき、C1以上のレベルだと辞書持込可ですが、それ以下は不可。筆者は今回はB2なので、不可でした。

その後、別室へ移動、試験官と20分間のやりとりとなります。

 

この日のトピック

今回筆者が引いたくじのトピックは、ひとつが教育関連、もうひとつが医療の問題

教育のトピックのほうが、以前に似たような記事を問題集でやってなじみがあったので、そちらを選びました。パソコンは得意だが高校などに適応できずドロップアウトした若者たちを、SEやプログラマーに養成する革新的なスタイルの学校についての記事です。

日本の教育制度の縦割り制、融通の利かなさなどについてはさんざん批判されていますが、実はフランスもそういう点では少し似ているな、と思います。中学に入った瞬間からすべてはバカロレア(高校卒業資格)という最終目標を目指して予定調和のごとく進められ、さらにこのバカロレアが取れないと、その後の進学も就職もすべてにおいて支障をきたす。その中で身動きが取れなかったり、レールから外れて置いてきぼりになってしまったりの若者たちを救おうと、これまでも色々な試みはなされていました。このSEやプログラマーを養成する学校もそのひとつという印象です。

準備にはブリュイヨン(メモ用紙)が数枚与えられて、そこで発表の構成を考えたり下書きしたりします。

30分後、別室へ移動して2名の試験官と対面。20分間のあいだに、まずこちらがモノローグでネタの文章の内容を要約して話し、それに対する自分の考えを述べます。次いでディベート、自分が述べた考えに対して試験官が質問したり、異論を唱えたりし、それに対してこちらが説明したり、自分の考えを弁護したり、という流れ。

2人とも女性の優しい試験官でしたが、やはり緊張しました。

 

対話はボキャブラリーと持久力!

問題集を読み込んで、語彙を増やしておいたのはよかったと思います。それで覚えたもので、うまいぐあいに使える単語がかなりありました。

その分野でよく使われる、キーワードのようになっている言葉をちりばめると、要約もそれっぽく聞こえるようです。

日本にもこのような学校がありますか、と聞かれ、思い浮かばなかったので、代わりにそのときちょうど思い出した話をしました。高校をやめて引きこもりだったが、趣味が高じてプログラミングが得意になり、ついにはIT企業の社長となった日本人のエピソードです。

口頭試験の目的は話が続いていくこと、活発な議論を交わす中でその人のフランス語力を判断することです。少しくらい論点がずれても、多少話が散らかっても、とにかく話すことが大事、と思います。

自分の課題は持久力とヴァリエーション、というのが今回の発見でした。ふだん20分も続けてフランス語を喋ることがあまりないので、なかなかきつかったです。最初のほうこそ文法にも気をつけてきちんと話すようにしていましたが、しだいに息切れがしてきて、後半のほうはだいぶ怪しくなっていました。表現のヴァリエーションが尽きて同じ言い回しを用いることも多くなったり。その辺は今後の課題です。

話す練習を家でしようっていうのもなかなか難しい。ほんとうは、フランス人の友達をつくって日常的に会話するようにするのがベストですね。

次の記事はいよいよ2日目、全体での筆記試験の模様をお伝えします。お楽しみに。

執筆 Rana

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