フランス街角ぶらり旅1 パリ、真夏の夜のピクニック 

2016.08.16

日本は本当に暑い日が続いていますよね。西日本では、最高気温35度以上の猛暑日が10日間以上も続いているそうです。僕は今そんな日本を飛び出して、パリに来ています。

こちらも天気が良くて30度ほどあるのですが、湿度が低いためとっても過ごしやすいです。今回は、そのパリに到着した日の夜にピクニックをした話です。

 

多くの人でにぎわうヴィレット貯水池

パリの 夜8時は、まだ日が高い

日曜日の夜、パリのCDG空港(シャルル・ド・ゴール空港、通称Roissy)に着きました。「今回は絶対にかばんは忘れないぞ!」と心に誓い、無事にパリの滞在先まで到着しました(かばんを忘れた時の記事はこちら⇒フランス到着直後に目の前が真っ暗になった話)。

到着時にはすでに夜の8時を回っていましたが、まだまだ太陽が高くてこのまま寝てしまうのはもったいないので、友人と一緒にピクニックすることにしました。

長い夏の夕暮れを楽しめる場所

向かった先は、ヴィレット貯水池(Bassin de la villette)と呼ばれる場所。

(画像引用:Google map)

Metro2番線のジョレス(Jaures)駅か、スターリングラード(Stalingrad)駅から徒歩2分ほどです。大きな噴水、運河の段差、カヌー競技が出来そうな貯水池が目印です。

周辺にはちょっと治安が良くない場所もあるため、初めて訪れる人は少しおっかなく感じてしまうかもしれません。ですが、まわりには貯水池を望むお洒落なバーや映画館などもあり、多くの人でにぎわっています。

夕暮れ時になると、若者がワインやビールを持ち寄り、岸に腰かけています。パリっ子にとっては、長い夏の夕暮れを楽しむ大切な場所でもあります。

早速ピクニック!

さっそく僕たちも持参したバゲットやビール、おつまみなどを出して岸に腰かけます。バゲットにはツナのすり身やフォアグラを塗って食べました。それからトマトを丸かじり!

ビール持参で

これは持参してきたビールの画像。真ん中の黄色い「Desperado」はウォッカ入りの甘いビール。 右端は「Kékette」です。

おしゃべりが最高のおつまみ

ビールの最高のおつまみは、友人とのたわいのないおしゃべり。

「日本はどう? そろそろ日本の生活にも慣れた?」
「仕事はどうだい? しっかり生活出来るだけ稼げてる?」

フランス人と会話をする時、仕事についての話がけっこう出てきます。慣れるまでは「え?!そんなこと聞いてくるの?」と戸惑うかもしれません。でもそういう小さな戸惑いの積み重ねが、フランス語やフランス文化を学ぶ最もいいメソードですよね。

次第に日が暮れてきて…

夜も10時を過ぎて、ようやく日が暮れてきました。対岸の明かりがとてもきれいです。

僕たちの後ろでは、若者たちが「ペタンク(pétanque)」というスポーツを楽しんでいます。これはフランス発祥のスポーツで、金属のボールを投げて転がす遊びです。本当にあちこちで見かけるので、フランスにお越しの際は、ぜひ皆と一緒に遊んでみてください。

僕たちが佇んでいると、別のグループの人がやってきました。そして「私たちもう行かなきゃいけないんだけど、いっぱい余っちゃったから。よかったらどうぞ」とDesperadoの大瓶を置いていきました。こういうところも、フランスならではという感じでとても楽しいですよね。

 

まとめ

ヴィレット貯水池はとても素敵なところで、ピクニックを楽しむにはもってこいです。フランスに来られたら、皆さんもぜひヴィレット貯水池でピクニックしてはいかがでしょうか。

ただ場所によっては、日が暮れてからは一気に治安が悪くなるところもあります。スリや置き引きには充分注意して、周囲に気をつけながら楽しみましょう。

 

新コラム、始まります

今回から「Daisukeのフランス街角ぶらり旅」と題して、フランスで出会った人や見かけた面白いものなどをご紹介していこうと思います。
皆さんからの「〇〇はどうなってるの?!」「△△事情も教えて!」といったご質問などにも、できる範囲でおこたえしたいと思いますので、コメントもお寄せくださいね!

⇒「Catacombesの魅力」フランス街角ぶらり旅2

執筆 Daisuke

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