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Daisukeのフランスこんな小話(5)僕たちが使ってはいけない「あの言葉」

2017.03.25.

今回のお題は、フランス人はみんな使ってるのに、僕たちが言ってはいけない「あの言葉」です。

今から書く言葉は非常に下品で侮辱的な言葉。危険度100です!! もし周りにフランス語話者がいる場合は、決して声に出してはいけません。みんな目をぱちくりさせてしまいます。

 

非常に下品な言葉

それは…(周りにフランス語話者がいないか確認してからこそこそっと画面をスクロールしてくださいね)



 

Putain

フランスに来たことがある人なら、一日一度は必ず耳にするこの言葉。誰もかれもが使いまくっているこの言葉。発音は「ピュタン」。ピータンに似てちょっとかわいらしいこの響き。文字もPから始まってなんとなくかわいい感じがしますね。

どんな意味?

しか~し!!この可愛らしい外見と響きからは想像もつかないような意味を持っているのです。

Putain / Pute :女性名詞
(俗)隠売婦、娼婦、淫乱女、売女 etc…
(話)八方美人、おべっか女 etc…

Putain! : (話)チェッ! クソ!ええ?!

お分かりいただけたでしょうか? 若者はもちろん、40代や50代の方でも非常に頻繁に使います。おもに「チェッ!」「クソ!」「なんてこった!」という意味です。滅多なことでは女性に向かって直接「この淫乱女!」などとは使いません。

非常に侮辱的な言葉ですし、特に「Pute」は女性を侮辱する意味以外のなにものでもありませんから、絶対に人に向かって使わないようにしましょう。

 

それでも頻繁に使われる言葉

しかしこの「Putain」。これだけ侮辱的な言葉にも関わらず、男女を問わず頻繁に使われます。しかも状況によって発音のポイントが変わります。

発音のポイント

驚いたり、「凄い!」「やったね!」というポジティブな意味で使うときは明るく短めに「ピュン!」

腹がたったり、「くっそー」とネガティブな感情でいうときは重々しく「ピュ―ァーン」

「もう!!」という時は鋭く「ピュタァン!」

意味と発音のポイントをお伝えはしましたが、出来ることなら使わないほうが好ましい言葉です。友達同士の会話で「へえーー」「マジで?!」というような時に相槌として「Putain」と言うぶんにはまだいいですが、決してオフィシエル(officiel,le 公的な)な場では使いません。

日本語の「クソ!」をいちいち意味を考えて言わないのと同じで、「隠売婦、売女」という本来の意味で使ってる人はほとんどいませんが、やはりいい意味の言葉ではないからです。

 

外国人が使うと…

この言葉、日常的にかなり頻繁に耳にするのですが、僕たち外国人が使うと必ず「Daisuke、そんな汚い言葉使うんじゃない」と言われます。それもそうですね。日本に留学している外国人が「チクショウ!」みたいな言葉を連発していたらどうでしょうか?

また短く発音しやすいので、一度口に癖がついてしまうと、自分の意思とは関係なくPutainと言ってしまいます。出来ることならば口癖にしたくない言葉です。

数か月前、今年から留学を始めるという日本人の女の子に「Daisukeさん、電車でよく耳にするんですがピュタンってなんですか?」と聞かれたときは、申し訳ない気持ちになってしまいました。その子が電車内で一番耳にする言葉が「ピュタン」だったことに非常に残念な気がしたのです。

知っていても使わない

フランスで生活していくうえで、生きた表現を学ぶのは非常に大切なことです。「知らない」では避けて通れないからです。生きた表現を使うことによって、お互いにより理解が深まることもあります。

しかし「知っていても使わない」ということも大切ですね。

 

最後に使用例を2つ

まだまだ寒い日がつづきます…「Putain! Qu’est-ce qu’il fait froid!!(くそ、なんて寒いんだ!)」

美味しいものを食べたら…「Putain! C’est super bon !(なんてこと!めっちゃくちゃ美味しい!)」

では、また。

執筆 Daisuke
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