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教科書だけでは分からない、微妙な発音の違いをマスターするには

2017.07.29.

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フランス語の最も魅力的なところでありながら、学習者にとっては最もハードルが高い、発音。なかなか美しく発音が出来なくて、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。今回は、教科書で学習するだけではなかなか気づくことが難しい、微妙な発音の違いをどのように克服すればいいのかをお話しします。

 

同じように聞こえても、違う発音があることを把握しよう

フランス語には、似ている発音で全く意味の違う言葉がたくさんあることを把握しましょう。日本人にとって非常に聞き分けが難しく、まちがえて発音してしまうことも多いものです。以下の3つのパターンに分類してみました。

①発音が似ているが、全く意味が違う

これらの多くは、発音を間違えるとまったく意味が変わってしまうため、会話の際には注意をしなければいけません。例を挙げると、

attendre / atteindre
sang / sein
flotter / frotter

上から順番に「待つ / たどり着く」、「血 / 乳房」、「浮く / こする」。発音をカタカナで書いてみると「アタンドゥル / アタンドゥル」、「サン / サン」、「フロッテ / フロッテ」。

カタカナ表記にすると、日本語はフランス語に対して母音も子音もどちらも少ないため、すべて同じ表記になってしまいます。

②発音も綴りも似ていて、意味も似ている

発音も綴りも意味もほとんど同じように見えて、すべてが少しずつ違うものです。

votre / vôtre
notre / nôtre

上から「あなた(たち)の / あなた(たち)のもの」、「私たちの / 私たちのもの」。発音は「ヴォ―トゥル / ヴォ―トゥル」、「ノートゥル / ノートゥル」と、これまたカタカナ表記にするとまったく同じになってしまいます。

③同じ単語で活用が違う。発音も似ている

これはフランス人でも発音の違いを意識している人が少ないもので、動詞の活用が違うけれど発音が非常に似ているものです。

mangerai / mangerais
voudrai / voudrais

上から「manger 食べる」、「vouloir 欲する」という意味の動詞です。左側が単純未来、右側が条件法の活用です。「マンジュレ / マンジュレ」、「ヴドゥレ / ヴドゥレ」と、こちらもカタカナ表記ではまったく同じです。

 

発音記号を確認しよう

すでに述べたとおり、日本語はフランス語よりもはるかに母音・子音の数が少なく、さらに平仮名やカタカナは「発音」を表すには向いていません。それは平仮名もカタカナも、一文字の中に「子音+母音」の組み合わせが入っているからです。ローマ字に置き換えてみると分かります。

ぼくのなまえはダイスケです ⇒  Bo ku no na ma e wa Da i su ke de su

このように、フランス語の発音をカタカナで表記しようとすると、余計な子音や母音が入ってしまいます。ですから、きちんとした発音を習得するためには、できるだけカタカナ表記は避けたほうがいいと言えます。

発音記号にはどんなものがあるの?

発音記号には大きく分けて子音と母音に分かれます。母音はさらに「母音、半母音、鼻母音」に分かれます。ここではざっとどんなものがあるか確認してみましょう。

子音の発音記号 k s g ʒ ʃ ɲ f t l r m n z d dʒ b v p b
母音の発音記号 a ɑ ɔ o ɛ e i u y ø œ ə
半母音の発音記号 j ij w ɥ wa
鼻母音の発音記号 ɑ̃ ɔ̃ ɛ̃ œ̃ (波線~は発音記号の真上につきます)

音と一緒に覚えましょう

どんな音を出すのか比較的分かりやすいものから、全く見当がつかないものもあります。目で見て覚えるだけではなく、声に出して、音と一緒に発音記号を覚えるようにしましょう。

例えば「ɛ」。眼鏡を外したのび太君の目のような記号。どういう音になるかというと「口を開いたエ」。ちょっとだけ驚いたときにパッと口を開いて「エ?」という時の、あの「エ」です。

もう一つ「dʒ」。フランス語にはあまりない音なのですが、これは「ヂャヂャーン!」という時の「ヂ」の音。日本人が使う「じゃあね」もこのdʒの音です。

 

発音記号で単語をみてみよう

先ほど例に挙げた単語をそれぞれ発音記号で確認してみましょう。


atɑ̃dr / atɛ̃dr
sɑ̃ / sɛ̃
flɔte / frɔte


vɔtr / votr
nɔtr / notr


mɑ̃ʒre / mɑ̃ʒrɛ
vudre / vudrɛ

このように発音記号で書いてみると、カタカナでは表記しきれなかった違いが明確になってきます。

発音の違いを理解することによって、今あなたが話しているのが「未来形」なのか「条件法」なのか区別することもできますし、相手が話していることも正確に理解できるようになるはずです。

 

実際の音はプロと一緒に

発音記号を覚え、「発音が違う」というところまで理解できたとしても、実際にどのように発音してどのような口の形をするのか、教科書の説明を見てもなかなか分かりませんよね。そういう時はやはりプロと一緒に確認しましょう。

こんな時オンラインレッスンならば、わざわざ発音記号の学習のためだけに外出しなくても、「今日のこの時間はこの先生と発音記号の学習」と決めて、集中的に、また時間を有効に活用して学習することができます。

France365運営元のEnsemble en Françaisの講師による1分レッスンビデオ。つづりと発音の関係をお茶目に楽しく説明していますね。こんなふうに、フランス語を楽しく学べるオンラインレッスンを上手に活用するのも、学習の手助けになります。

 

まとめ

微妙な発音の違いを正確に理解して、発音し、聞き取る。これには、綴りと発音記号の関係を理解する必要があることが分かりました。

どうしても文法学習の後になってしまいがちな発音習得ですが、文法とも密接にかかわっています。同時進行で学習することで、より効率的な学習効果が期待できます。一緒に頑張りましょう。

執筆 Daisuke

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